観光

札幌の近郊 江別の街

江別はれんがの街、石狩川の交通の要所、屯田兵中隊など、中身が濃いよ。

 札幌に隣接する江別市は現在、人口が12万人前後で推移していて、札幌の衛星都市というよりも、札幌市厚別区から野幌江別へと交通インフラの発達と一緒に一体的に発展して来て、特に若い世代には安心できる住宅環境が整ってきて、文教的な公害施設も整備されつつあり、子育て環境にも人気の秘密があると思います。札幌や北海道開拓の礎となった「れんが」の街でもあり、あちこちにそのモニュメントを楽しむこともできます。また、近郊の酪農、畑作農家の充実も見られ、最近は余生の為の高齢者施設の進出も見られるようです。

町村農場 サイロと牧舎
町村農場公式サイトより
旧 町村邸
旧町村邸 内部展示
町村金弥
町村敬貴
宇都宮仙太郎

町村農場

1882 年(明治15年)1 月、開拓使の廃止により真駒内牧牛場は農商務省の所管となります。エドウィン・ダンは、この年12 月家族と一緒に東京に移りました。この年、札幌農学校2 期生の「町村金弥」が真駒内牧牛場に勤務して、短期間ではありましたが、ダンの直接指導を受け、その技術を実地に受け継いだ最初の人となります。町村金弥の札幌農学校の同期生には新渡戸稲造、宮部金吾、内村鑑三などがいます。金弥は、在学時代、ブルックスの農学の講義とアメリカ式大農経営、さらにダンの指導も受けて欧米式大農場の経営法を学んでいます。

創始者・町村敬貴氏は札幌農学校(現・北海道大学)を卒業後、お雇い外国人に畜産を学んだ父・金弥の助言で、明治39年に単身渡米。アメリカでは牧夫として働き技術を吸収、この間にウィスコンシン州立農科大学酪農科を修める。

金弥の功績は北海道の酪農界を代表する、「宇都宮牧場」の宇都宮仙太郎と「町村牧場」の町村敬貴の二人を養成したことだといわれます。

経営理念は「土づくり、草づくり、牛づくり」、町村の歩みはそのまま実直な開拓・営農史だった。周知の通り、自民党政治家・町村信孝氏の父(金五氏・北海道知事など)の実家であり、近代牧畜の牽引者のみならず、政治家系の名声を併せ持っている現地では、内部の観光ボランティアガイドのみなさま。

  •   江別市旧町村農場
  • 【お問い合わせはこちら】
  • [公開期間]4/29~11/23011-383-7734
  • [閉鎖期間]11/24~4/28011-391-0990

観覧料    無料

所在地    〒067-0034 北海道江別市いずみ野25番地の1

TEL / FAX 011-383-7734

敷地面積   11,319平方メートル

第一牛舎   木造平屋建655.47平方メートル

旧町村邸   木造平屋建334.6平方メートル

製酪室    煉瓦造平屋建49.73平方メートル

江別市都市景観賞 美しい江別市郷土資料館

江別市郷土資料館

国道12号線から一本中に入った裏通りに静かに佇んでいる江別市郷土資料館があります。外観もきれいですが、展示も充実していて、れんがの街であるのは土器の出土からも、土の質の良さがよくわかります。他にも興味深い展示品があります。

所在地江別市緑町西1丁目38
面積・構造鉄筋コンクリート造 2階建
建築面積608.3平方メートル
延床面積976.8平方メートル
1階/展示室、ホール、保存作業室、資料撮影室、事務室、研究室、保管庫他
2階/展示室、収蔵展示室、物品庫
開館日など火曜日~日曜日
9時30分~17時(入館は16時30分ころまで)
休館日月曜日(祝日・振替休日の場合を除く)、祝日・振替休日の翌日(土・日の時は火曜日)、
年末年始(12月29日~1月3日)
料金高校生以上200円、小・中学生100円
分館(屯田資料館)との共通券 高校生以上240円、小・中学生120円
※20名以上の場合団体割引有
交通JR江別駅前から中央バス「青年センター前」下車。
または江別駅から徒歩15分
駐車場有り
お問い合わせ先郷土資料館 電話:011-385-6466
石狩川の恵みの多い江別の地は
縄文式土器の出土も多いのは当然。
こんな素敵な出土品もあります。
悲しい樺太アイヌの移住の歴史もあります。
町村信孝さんの兄
忠良さんのコレクション
戦時中に試験製造
されたキ106木製戦闘機

木製だよ!大変な時代でしたね。
キ106戦闘機の車輪
戦後リヤカーの車輪として発見された。
石狩川はかつて陸の交通インフラが整う前こそ、石狩平野の輸送の主流であり、その意味において、「石狩港」「対雁江別港」の八手には目を見張るものがあり、開拓の人材資材の輸送には、明治の初期、その繁栄は札幌本府の比ではなかったであろう。上にある資料館展示の外輪船「上川丸」このようなステキな船が石狩川を行き来していた。なんと浪漫な時代であったことだろう。現代に再興して観光船として、運航すれば、大人気になることは間違いない。勇気ある観光事業者はいないかなぁー。こんな船上で夕陽を見ながらディナーなんて、小樽港だけではもったいないのではないだろうか。
石狩平野の大動脈、「石狩川」
屯田兵 第二中隊本部
ここにも立派なガイドさんがおられます。
ジオラマ好きにはたまりませんね(^^♪
ちょっと怖いですが、
奥に中隊長がいますよ。

江別は要所、屯田中隊本部

札幌の屯田兵本部も新琴似にありますが、江別の本部も本当に充実しています。交流があるのでしょうか?ガイドさんも両本部とも大変親切で丁寧に教えて頂き、ここでは屋根裏部屋も拝見出来、農学校演武場と同じバルーン構法であることを教えて頂きました。大変、勉強になり、ありがとうございました。

琴似に本部を置く第一大隊付属分隊として派出所が置かれ、明治15(1882)年になると、派出所を廃して江別に中隊週番所が置かれています。明治17年、220人をもって中隊を編成することになり、江別・篠津は第一大隊第三中隊、明治18年に野幌138戸の入地で第四中隊とし、明治19年に至ってそれぞれが中隊として充員されています。樺戸空知両集治監の設置に伴って、脱獄者対応など治安の為に大部隊編成になります。

 明治20(1887)年には、1中隊を160人から240人として江別に第三大隊本部が置かれて独立し、江別・篠津は第一中隊、野幌は第二中隊に編成され、野崎貞次(さだじ)少佐が大隊長になっています。なお、1中隊をもって兵村(へいそん)と呼ばれ、江別の場合は江別と野幌の2兵村ということになります。この建物の窓は本当に美しいなぁと思います。庭は神社の庭と共有しているせいか、近隣住宅の中にあるせいなのか、住民の方が多く散歩されています。ガイドの方のお話で、「向かいの土地の凸凹は良い土が出るので、陶器の土を搬出したため、市内のあちこちで起伏がよく見られますよ。」と、言われて、あぁ、なるほどなぁーと、合点がいきました。

元れんが工場のEBRI、お食事もできるし、お土産も買えます。

EBRI | 江別エブリ

EBETSU(江別)とBRICK(レンガ)の造語から生まれた名称

お昼のお食事時は観光客や、近隣の方たちで賑わいますので、時間をずらすか、予約すると良いと思います。FOOD EVENT MARCHEを基本に江別の市民の皆さんと来訪される皆様との交流を目的とした商業施設です。 EBRI HPより

〒069-0821 北海道江別市東野幌町3-3

アクセス江別西ICより車で10分 / JR野幌駅より徒歩5分

付属駐車場約100台開館時間10:00~21:00 ※テナントにより異なります

休業日年末年始休業

洋食、和食、無国籍いろいろ、味わえます。
こっちはお土産屋さん。休憩もできます。

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